2022.07.04
明治時代の建てられた納屋を住宅に改修しました。
地場産の木材と土佐漆喰を使い、土佐の職人の技術が隅々まで活かされた住宅です。
柱や梁などの構造材はそのままに、家全体をジャッキアップして基礎から作り変える大規模な改修となりました。
基礎に御影石を使用し、御影石がコンクリート土間の上を滑ることで地震の衝撃を和らげる免振構造となっています。
2022.06.26
湖畔の宿泊施設を施工しました。
オーディオに拘った一棟貸しの宿です。
杉の天井とナラ材のフローリング、壁は半田とよばれる土佐漆喰の中塗りに使用される材料で仕上げました。半田は漆喰と土を合わせたもので、漆喰仕上げよりも土壁に近い色合いで、温かみのある客室となっています。
2022.06.17
いの町の「紙の博物館」で「土佐派の家」展を開催しています。
「土佐派の家」は、地場の木材、土佐漆喰、土佐和紙を使った木造建築で、高知に古くから伝わる職人の伝統的技法に現代のデザインを融合させています。
「土佐派の家」展では、実物大の土壁や漆喰壁、無垢の杉板を使った外壁、瓦を葺いた屋根の模型を展示しています。
また、実際に住宅で使用されている檜や杉の柱も展示していますので、新築やリフォームの検討をされている方には参考になるかと思います。
展示室には、土佐派の家の設定を手掛けている建築家がおりますので、家造りの相談も可能です。
「高知の伝統的な建築技法を学びたい」「自然素材の家造りについて知りたい」といった要望に応える展示となっています。
開催期間は2022年7月2日までです。
実物大の土壁と板壁、屋根の模型です。実際の屋根と同じように断熱材も入っています。
土佐漆喰やベンガラなどの塗り壁のサンプルもあります。
黒い漆喰は松煙漆喰です。
建築家の紹介もあります。
さまざまな土佐和紙や土壁の構造について見学することもできます。